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「ラブコメ今昔」のカメラ

「ラブコメ今昔」という短編集の小説でカメラに関係する2人の話があるのですが、再読したら、以前読んだときとは違った面白さがありました。

 

登場人物

* 吉敷一馬一曹 (27→30)

防大卒ではない叩き上げ

・広報部。週一回発行の隊内紙『あずま』の写真担当を長年やってる

・腕前はかなりのもの(民間の各種コンテストでもよく入選している)

・自分の身なりに興味がなく、無口

・使用カメラ:ニコン

 

* 矢部千尋二尉 (24→27)

防大出身の若手幹部

・通信群→『あずま』の記者

・童顔で結構可愛い

・実家の父がカメラマニア(下手の横好き)

 

感想

簡単に言うと、「千尋が写真をきっかけに吉敷に興味を持ち、カップルになり、一緒に仕事をするようになった。」というような話です。

本の中で「カメラの調整、望遠、アップ、ズーム、ロング」などカメラに関する用語が出てくるのですが、昔読んだときより本の内容や状況を理解出来るようになってました。

カメラを使ってみてから、自分の世界が少し広がった気がします。

それに、この話みたいに、自分が下手の横好きで終わったとしても、子供や周りの人がカメラをきっかけにして何かに出会ったら面白いな、と思いました。

 

ラブコメ今昔 (角川文庫)

ラブコメ今昔 (角川文庫)